【美容師】正社員からフリーランスへ。変わった点とメリット・デメリット。

近年、増加傾向にあるフリーランス美容師。その働き方が注目されて業界でも話題になっています。

実は筆者も少し前にフリーランスになりました。ある程度のキャリアになってくると将来の事を本格的に考え始め、仕事について見つめ直す期間に入ってくるんですね。

でもフリーランスになって何が変わるのか。なってよかったのか?など疑問に思うことも多いと思います。




 

フリーランスとは?

フリーランスとは”サロンと雇用契約を結ばずにサロンだけを借りる形で個人事業主として活動する者”を言います。

そしてフリーランスの形態にも「業務委託」「面貸し」の二種類があります。

どちらも個人事業主としてサロンと契約するという部分は一緒ですが以下の点が異なります。

面貸し・・集客・売り上げを全て自分で管理し、売り上げの数%を場所代としてサロンに支払う。

業務委託・・集客・売り上げ管理はサロン側が行い、売り上げの数%を報酬としてスタイリストに支払う。

ちなみに筆者は業務委託の方です。

正社員からの変更点

保険・税金は全て自分で管理・支払う

サロンと契約しているとはいえ、正社員としてではなくあくまで個人事業主としてなので、当然保険は加入できないし適用もされません。

社会保険も当然適用外なので、国民健康保険の加入、国民年金の支払いを自分でしなくてはなりません。

所得税・住民税も今までは給料から天引きされる形で支払ってましたが、フリーランスの場合は自分で支払わなくてはなりません。

また正社員ではないので年末調整も会社が行ってくれません。区役所に行って自分で確定申告を行う必要があります。

これらを怠った場合、脱税とみなされて法的処罰をされる可能性が高いです。

開業届の手続きをする必要がある

個人事業主になるという事はつまり会社を立ち上げるのと同じこと。

なので事前に開業届の手続きを行う必要があります。

今までは履歴書提出→面接→採用の流れだけだったので、少し面倒に感じるかもしれません。

筆者はそこまで感じませんでしたが。

スケジュール管理は自分でする

今までと違い、出勤日なども自分で管理する必要があります。

時間も決まってないので、「この日は予定があるから18時まで」とか「この日はフルで」というように自分のライフスタイルに合わせる事が出来ます。

 

完全歩合になる

これがフリーランスの一番の特徴でしょう。

サロン側から報酬が貰えるとはいえ、それは売り上げに対する対価としてです。売り上げがなければ生産性がないものとみなされ当然報酬はもらえませんし、固定給なんてものもないです。

ただし(業務委託に限りますが)サロンによっては月に一定以上の出勤があった場合、最低保証をつけるといった制度を設けてる所もあります。




フリーランスのメリット・デメリット

メリット

・スケジュール管理が自分で出来るので予定を組みやすくなる。

自分で全て管理できるのでプライベートの時間を増やしたり、シフトを限界まで増やして売り上げを上げたりと、前に比べて時間を自由に使えます!

・正社員スタイリストに比べて歩合率が高い。

基本的に正社員の場合ですと歩合率は20~30%くらいですが、フリーランスになった場合、歩合率は40~60%ほどになります。

この差が非常に大きく例えば200万売り上げを出した時、正社員の場合は¥400,000~¥600,000ですが、フリーランスの場合は¥800,000~1,200,000ほどの収入を得ることができます。

ただし後述しますが、フリーランスの場合はアシスタントがつかない為、掛け持ちが難しくなります。なので上記の売り上げを出すにはひたすら客単価を上げる努力が必要になります。

・人間関係を気にしなくていい

正社員の時と違い人間関係のいざこざが少ないので、そこは気が楽かなと思います。

ただ、と言っても流石に挨拶やお礼などの最低限のマナーは必要ですし、TPOもわきまえなければなりません。

あまりに雰囲気や態度が悪いと、サロン側からお客様を振ってくれなくなりますし、最悪追い出されることもあります。

なのでほどほどにって感じですね。

むしろ皆と仲良くしておいた方がいいかもしれないです。自分が困ってたり詰まってたりしたときに空いてるスタイリストがヘルプに入ってくれるかもしれませんし、経営者にも媚売っておけば少しばかり贔屓してくれるかもしれません(笑)

・マンツーマンで施術できる

フリーランスになるとお客様の掛け持ち、アシスタントのヘルプが無いため、カウンセリングからシャンプー~仕上げまで全て自分の手で行うことができます。それによりお客様の満足度も上がり、指名やサロンの評判UPにも繋がります。

デメリット

・時間やお金の管理ができる人じゃないと難しい

シフトを自分で好きなように組める反面、それ相当の収入の増減も頭に入れておかなければなりません。

自由にシフトと組めるからといって出勤数を大幅に減らせば当然収入も減りますし、指名客も他のスタイリストにとられてしまいます。

また前述したように税金や保険の支払いも自分で行う為、家計簿や経理計算などのツールが必要になってきます。

時間にルーズな人、お金にだらしない人、このあたりの人はフリーランスには向いてないと思います。

・確定申告を自分で行う必要がある

これも前述した通り、会社による年末調整がないので自分で行う必要があります。

 

・失業したときに保険がおりない

保険に加入できない為、事故やケガなどのトラブルで辞めざるを得なくなったときに保険料というものがないので完全に収入がゼロになってしまいます。

実家暮らしなど他に頼れる人がいるならいいですが、一人暮らしなど他に当てに出来る人がいないと致命的です。

まとめ

筆者はフリーランスになってまだそんなに経ってないですが、メリットも多かったですし、社会というものを再認識できて今まで以上に自分に厳しくなれたのでよかったと思ってます。

フリーランスを終着点にするか、サロン経営の道への中間地点にするかは人それぞれですが、踏み入って悪くない世界だと思いますので、迷ってる人がいましたら是非相談してみて下さい!




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