
「ダメージ94%カット」がウリのトリートメントメニュー「ファイバープレックス」を使ってミルクティー風グラデーションカラーに染めてみようと思います。
今回はいつもみたいに理論や原理は述べません。作業工程と実践結果のみをお見せします。
実際に使用
今回のモデルさんは(根元が写ってないですが)前回のカラーから約1ヶ月ほど経過してる状態です。色がすでに褪色しており痛みも目立ってます。
これから毛先にブリーチするわけですが、今の段階ですでに12LV、なかなかのダメージ毛です。果たしてこれ以上のダメージを与えずにカラーができるのでしょうか・・
ちっちゃい手だ。。大きくなりて~よ~(泣)
↑そんな嘆きはどうでもいいです、次いきましょ(笑)
ブリーチの前工程
前処理剤「ボンドブースター」を5倍希釈し、それをこれからブリーチする所に吹きかけます。
吹きかける量は薬剤(1剤・2剤の総量)の5%とされてます。
今回はブリーチ(1剤:40g+2剤:80g=120g)に対して6g使いました。
吹きかけたらハーフドライ(完全ドライでも勿論OK)
そしてブリーチを塗布していきます。ちなみにオキシは6%です。
そのまま10分加温、そのあと6分放置して流し。。
おおっ!なかなかいい感じ。(^^♪
もしシルバーとかハイレベルなアッシュにするのならもう一回ブリーチしたほうがいいですが、今回は暖色系のミルクティーカラーなのでこれで十分だと思います。
そして次にカラーリング。
今回はイルミナを使って染めました。
レシピは
ブリーチ毛以外:「ヌード12:コーラル12」を3:1 オキシは6%
ブリーチ毛:「ヌード10:コーラル10」を2:1 オキシは3%
もともと赤っぽくなりやすいので、根元から中間はコーラル少なめです。
そして20分放置後、最後に根元を塗って根元が染まってきたらシャンプーです。
後処理剤塗布
シャンプーが終わったらいつものトリートメントはつけずに「ボンドシーラー」を塗布します。
5分ほど放置するので一回起こした方がいいですね。
5分したらリンスオフ。そしたらあげてブローです。
果たしてダメージをほとんど与えずにグラデーションが入ったのでしょうか?
結果は
おおっ!ちゃんと入ってる!
ブローするときも毛がちぎれることなくスムーズにいけました!
横から見るとこんな感じ
いいね!
ただブリーチ毛以外のところはもう少し明るくてもよかったかも、柔らかさがもう少し欲しい。サンライトいれたらもっとよくなるかな。
ホントはカールアイロンやホットカーラーで巻いた方がグラデーションが映えるんですが、今回はストレートが希望とのことなので真っすぐ伸ばしました。
感想
実際に使ってみて、確かにダメージを大幅カット出来てます。
工程も塗る前とシャンプー後に塗布するだけ、余計な時間はほとんど使わない。
ちなみにメーカーさん曰くこのトリートメントをすると0.5トーンくらいの差で色の入りが落ちるそうです。でもほとんど気にならなかったですし、その時はその分色味を濃くしたり、トーンの上げ下げなどで調節すればいいだけです。
今回のファイバープレックス、私はとても満足してます!
コストも抑えてるのでお客様にもすすめやすいです!
シュワルツコフさんありがとう!!