既にダメージしてる髪も補修されるの?今話題のイルミナカラーを徹底解析!

今あっちこっちでイルミナカラーが注目されてますね。「ブリーチ無しでこの透明感は凄い」「ダメージを感じさせない」など色々な声があがってますが、その一方で「使い続ければ元より髪が強化されるのか」「ハイダメージ毛にカラーすれば髪のダメージも回復するのか」等の質問もよく聞きます。そこで今回はイルミナも含めて、カラーでダメージを受けるメカニズムを話していこうと思います。




そもそもなぜカラーでダメージを受ける?

まず、カラー剤が髪に与えるダメージについてです。髪がダメージを受ける要因は主に二つあります。

一つ目は認知してる方も多いですがアルカリによるものです。髪の大半はタンパク質で構成されてますが、カラー剤に含まれるアルカリによって髪のタンパク質が失われてしまいます。その結果艶やハリが無くなったりします。

二つ目は髪の表面に付着している「銅イオン」がカラー剤と反応し、その時の過剰反応によりキューティクルにダメージを与えるというものです。もっとわかりやすく言うと銅イオンを爆弾だとします。そしてカラー剤は引火剤。引火剤が爆弾に点火して爆発!その時の爆風でキューティクルがダメージを受けると言えばわかりやすいでしょう。まぁ実際には爆発はしないでしょうが。。

そしてこれを聞くと「じゃあカラーする前にシャンプーとかで銅イオン落とせばいいじゃん!」とか思う方もいるかもしれませんが、この銅イオンはなんと水道水に含まれており洗い流そうにもに洗えない。。つまり避けて通れない存在なのです。私もこのことはウエラさん(イルミナを開発してるメーカー)に直接聞いて初めて知りました。

イルミナは銅イオンにどう対応する?

イルミナはこの銅イオンを過剰反応させないように抑制させる作用を持っています。また例によってさっきの爆弾で表すと、爆弾に引火剤がつく前に爆弾を気泡で包み込み爆発を抑えるというものです。これでキューティクルへのダメージも大幅に抑えることができます。そしてイルミナカラーは既存のカラー剤に比べ含有アルカリ量も少なめです。この2大要因が他のカラー剤と比べダメージを抑えるポイントになってます。

じゃあダメージに関しては全く問題なし?

確かにダメージを感じさせない仕上がりにはなりますが、やはりアルカリ剤。色味を入れるときにやっぱりメラニン色素は抜くので、どうしてもそこでダメージは起こってしまいます。またカラーした後にも髪の中に残留したアルカリ剤が残ってしまい、そこからダメージは蓄積されていきます。なのでカラー後のアルカリに傾いた髪のphを戻すためのトリートメントやシャンプーなどをしてあげるとよいでしょう。それだけでも更にダメージは抑制できます。

またこれらの事からわかる通り、タイトルにもあった「既にダメージしてる髪を補修できるか」という質問に対しては残念ながらNOです。イルミナはあくまで染める時点でそれ以上のダメージを極力抑えるというもので、染める前よりも髪の状態を回復するという効果はないです。なのでハイダメージ毛を補修したい場合には素直にトリートメントを薦めます。

ちなみに染まり自体は均一に染まってくれるので、過度なダメージ毛で無ければ染まりに問題はないです。

イルミナの使用感

イルミナは確かに発色と透明感はいいです。それは私も使ってて実感します。ただ色持ちに関して言うと正直、既存のカラー剤に比べると弱い気がします。ウエラさんの同じカラー剤「コレストンシリーズ」の方が色持ちに関してはいいです。ただ、だからと言ってイルミナが悪いというわけではないですよ。ブリーチなしで透明感のあるアッシュ系を出せるのはイルミナの強みでありますし、他のカラー剤では実現できない強力な武器です(最近THROWという似た系統のカラー剤を見つけたのは内緒)

なので私がお客様にイルミナを薦める時は、時間に余裕を持ってもらいじっくり染めます。私はイルミナを調合するときに過酸化水素水はいつも3%以下にして染めてます。その方が時間はかかりますが色がじっくり入り、色落ちもしにくいです。一応メーカー推奨の染め方では6%を標準に使っていますが。

※美容師以外の方はわからないと思いますが過酸化水素水は、カラー剤と一緒に調合するものでメラニン色素を抜く働きがあります。主に1.5%、3%、6%があり数値が大きくなっていくにつれて脱色力が強くなっていきます。6%にいくにつれて明るくなるのは早いですが、色味の入りは弱いです。一方、1.5%になると明るくなるのは遅いですが色味はしっかりと出ます。

なのでハイトーンの方は別に大丈夫ですが、6~8Lvくらいのトーンで染めたいという方は美容室に行く際に少し時間に余裕をもった方がいいですよ!

 

ちょっと長くなってしまいましたが、とりあえずイルミナは今までに無いタイプのカラーなのでまだ経験してないという方は是非一度試してみて下さい!

以上Fujiでした!

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